Koji の勝手な批評

・Becky! Ver.2

• 複数アカウント対応
  
• 送受信／手動に対応したフィルタ（振り分け）機能
  
• APOP対応
  
• MIME対応
  
• 添付ファイルは BASE64に対応
  
• 添付ファイルをファイルに展開しない
  
• メールボックスの階層化
  
• 純テキスト(plain-text)でのメールのやり取り
  
• 受信メールをそのままの形で保存
  

• 受信メールそのままの形で保存
  　Becky!ver.1では、添付ファイルはメールから切り取られ、別ファイルとして保存されていたが、Becky2になってメールボックスに受信したままの形で保存されるようになった。今までいろいろなメールクライアントを使っていたが、unixやWindows用の一部のメールクライアント以外ではほとんどが別ファイルになる。Eudoraもそうだ。僕としてはやはり受信した物を勝手に加工せず、そのままの形で保存したいと思っていた。ずっと探していたのだが、Becky2では文字コードも変換せず、本当にそのままの形で保存してくれる。この仕様に惚れて使うことにした。エディタで修正する時はちょっと気をつけないといけないけどね。
  
  
  
  
• フィルタがちょっとね
  　Eudoraの強力且つ高機能なフィルタに慣れていたせいか、Becky2のフィルタが貧弱に思えてしまう。Becky2はラベル付けや振り分けしかない。Eudoraはそれ以外にもいろいろあって、いろいろ活用していたが、Becky2に変更してからは htmlメールにラベルを付けることと、普通に振り分けしか使えないので、もうちょっと機能追加して欲しいと思ったりする。
  　Beckyで振り分けフィルタを作る時に便利な機能もある。メールをALTキーを押しながらドラッグ＆ドロップすれば簡単に作ることができる。
  　ただ、Beckyでは新規のフィルタは先頭に作られる。これがちょっと困ったところだ。まあ、本当の最初に作る場合は良いんだけど、次から作る場合は、だいたいが今までのフィルタに引っかからなかった物を作る時だ。そういう時に先頭に作られると、今まで作ったフィルタの前に新しいフィルタが評価されてしまうので、フィルタの内容によっては既存のフィルタに引っかかって欲しい物が新しいフィルタに引っかかってしまう場合がある。Eudoraの場合はあまり考えなくても最後に追加されたのでそのままでも問題なかったが、Beckyの場合はよく考えて並び替えをしないといけない。
  
  
  
  
• 複数アカウントの扱い方が．．．
  　Eudoraの場合は、全ての受信が同じメールボックスに対して行われた代わりに、受信メールのヘッダにどのアカウントで受信したメールなのかが追加された。Beckyの場合は、メールアカウントごとにメールボックスが分かれているので、妙なヘッダを追加しないかわりに、どのアカウントで受信したメールなのかが判断できない。もちろん、ヘッダを参照すれば、たとえ Toに書かれていなくてもReceivedで見分けはつくが、そうしないとわからないことが問題だ。
  　まあ、今はメールボックスを分けて管理しているのでまあ良いのだが、用途によってアカウントを分けているとはいえ、混合している相手先もあり、必要なメールを探すのが大変な時がある。
  　混合している相手先は、会社と社員によって分けているところとかですね。フォルダを分けて何とかしのいでいるが、ちょっと不便かな。
  　Becky2になって、複数プロファイルという機能が追加され、１つのメールボックスに複数アカウントを設定できるようになったが、全く意味がない。
  
  
  
  

＜総評＞