1999.10.31

巷の2000年問題

 巷では、やはり2000年間近だということで、2000年問題をとりあげている。

 新聞によると、銀行や証券会社でもいろいろ顧客に対して警告しているようだ。
 「弊社は2000年問題の対処は終了しています」という趣旨の掲示をしている所もあるそうだ。

 で、ふと思ったのだが、
「弊社は10年前から既に対処済みです。弊社には2000年問題はありません」
という掲示がないのが恐ろしい。
 そういうことが堂々と言えないということは、やはり最近になって対処したということなのだろうか?
 日付を扱う所で、もともと問題がない所とかは無いのだろうか?
 もしかして、最近作られたアプリケーションやシステムも2000年問題に引っかかるような作りをしていて、業界が騒ぎ出してからあわてて対処を始めたのだろうか?
 最近あわてて対処したのでなければ、堂々と「弊社は最初から全く問題ありません」とできるのではないのかな?
 もちろん、他の会社と接続するような会社(銀行・証券)では、そのインターフェースとなる部分は共通にしなければならないが、自社部分はきちんと作っておけばよかった話ではないだろうか。

 うーん。多分システムは外注しているだろうから、その外注先がそこら辺を考えて(考えなくてもそうするべきなのだが)作っているかどうかが問題なんだろうなあ。で、既に前の時点で検収は済んでいるだろうから、もし2000年問題が発生するのがわかっても、改修する場合には別のビジネスが発生して、外注先はまた儲かると。

 やっぱり、企業の怠慢なんだろうなあ。あわててるのは。

 なんか本当に心配になってきたぞ。