2000.8.8
せっかくだから、Windows2000にして良かったところ。
先日Windows2000にしたことを書いた。
せっかく導入したのだから、WindowsNT4.0WS/Windows98SEと比べて良いと思った点を書く。
- 普段使わないメニュー項目が消える
消えると言っても、すべてのメニュー項目が使わないと消えるわけではなく、スタートメニューの項目が見えなくなる。あの、Office2000と同じような感じである。また、表示した場合でも、IE4ぐらいからなったスタートメニューのスクロールもなくなり、折り返し一覧で表示される。
Office2000で作られるリンク(ショートカット)はメニュー内を移動できない(移動したら正常に動かない)ので、普段使用しないのでじゃまで仕方なかったのだが、これで見えなくなった。今見えている物は普段使う物と新しくインストールした物だけだ。僕は普段使うショートカットはスタートメニュー内に専用フォルダを作ってそれをランチャー代わりに使用しているので、[スタート][プログラム]がすっきりして気持ちがいい。
この機能で、僕が一番気に入ったのは、[お気に入り]も同じようになるって事だ。普段使わないURLショートカットが見えなくなるので、[お気に入り]がかなり使いやすくなった。[お気に入り]の整理は相変わらず使いにくいが、[Favorites]フォルダのショートカットをデスクトップに張り付けているので、そっちで編集するからもういいや。
実はこれだけ。(^_^;)
で、気に入らない点を書いてしまう。
- 相変わらず遅い「ごみ箱」
「ごみ箱」だが、WinNTの時から、IE5を入れると「ごみ箱を空にする」が極端に遅くなる。確かIE4ではならなかったと思う。(が、よく憶えていない(^_^;))IE3では絶対に早かった。いつも、「ごみ箱」を開いて「すべて選択」して「削除」とやっていた。こうすれば早い。これはWindows2000になっても変わっていない。「ごみ箱を空にする」を使うと、その間デスクトップが使えないので、反応が遅いとストレスがたまる。Windows95/98ではそういうことは起こらない。
- 全体的に反応が鈍い
もちろん、メニューのアニメーション速度とかの話ではなく、ファイルのアクセスだとかアプリケーションの起動だとかである。もしかしたらいろいろな特殊効果も手伝っているのかもしれないが、なんか反応が若干遅れるようになった。
まあ、Office2000とかはすでにはじめから遅いので変わらないように思うが、起動時間の早かったアプリケーションとかが遅くなるのはちょっと気になる。
原因はドライバーにあるのかもしれない。というか、ドライバーのチューンアップがあまり出来ていないのかもしれない。Windows2000用のドライバーの限界もあるのだろうが、アプリケーションの起動時間が増えると若干のストレスとなってしまう。
他の原因としては、Windows2000のアプリケーション仕様もあると思われる。Windows2000になって、共有DLLのアクセス仕様が変わった。それは今までよくあった共有DLLのバージョン不整合によるアプリケーションの動作不安定現象をなくすための処理である。今までは共有DLLは全部system32(WinNTの場合)にインストールされたが、Windows2000の場合は、ローカルプログラムフォルダにインストールすることが可能になった。今までもローカルプログラムフォルダにコピーすることは可能で、そのDLLを使うことが可能だった。しかし、同じ名前のDLLは一度しかメモリに読み込まれない(システムキャッシュ)という仕様により、どこかのDLLが読み込まれてしまうと、違うところに格納してある同じ名前のDLLを読み込もうと思っても、システムキャッシュ(メモリ等)に保存されているDLLが読み込まれてしまい、バージョン不整合が起こった。Windows2000では、Windows2000の規則通りにアプリケーションを組むと、たとえ同じ名前のDLLが散らばっていても、それぞれで使うDLLを区別することが可能になった。これはこれで便利だと思うが、ロジック的にメモリを余分に使うのと管理のためのオーバーヘッドがかかるようになったのではないかと思う。
これは思いっきりの憶測なので、何の根拠もないので注意して欲しい。
ちょっと思いついてWindows2000にして良かったことを書こうと思ったのだが、普段使ってる物の良いところって難しいですね。最初便利だと思っても使い慣れると思ったことはすっかり忘れてしまってます。