2000.8.26

 巷のオークション


 最近いろんな Webサイトでオークションが流行っているようだ。
 僕も利用したことがある。市場価格より多少安く買ったはずだ。

 しかし、古くからある現実のオークションでもそうだが、「やらせ」というかオークション側の人間も参加していないか?と思うときが多々ある。
 リアルタイムオークションとか見ていても、怪しい人物がいる。そういう人物は落札しないか、落札しても、しばらくたって同じ商品が出る場合がある。
 もちろん、そういうオークションばかりではなく、ちゃんと購入意志のある人間だけがオークションに参加しているところが多いと信じたい。
 怪しいと思うのは、やはりショップのやっているオークションだ。
 ショップの場合、本当の在庫状況などはお客にはわからないから、前に出た商品が次回出て、「えー!」と思っても真相は分からない。価格を操作する人間が内部にいて、適当に上げていく、たとえば「仕入れ値+α」まで少しずつ上げていく。あとは、放っておいても利益は確実に出る。そうなると安売りしているだけのことになる。個数限定だし、高い値段を付けてくれる人もいるかもしれない。

 Webの場合、店頭に置くより本当は諸経費が安くなる。
 店頭に置く場合、

 等がかかるが、Webの場合、  等であるので、月々にかかる費用としては Webショップ(通信販売)の方が安くなる場合が多い。すべて取り寄せもしくは直送というショップもある(在庫なし)。

 そういうことを考えると、オークションという名前でプレミアをつけて、安売りをするショップがあってもおかしくない。すべてのオークションがそうではないと思うが、1円オークションとかやっているところがあっても、最終的な購入価格が明らかに仕入値を下回っているだろうと思われるのは本当にまれだ。


 別段、オークションが悪いというわけではないが、安く買えると思い込むのもいけない。
 利用する側もよく考え、見極めることが大切だ。